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27
May
2011
米メディア企業はこのほど2011年1-3月期の決算を相次いで発表した。地上波テレビネットワーク「ABCネットワーク」やスポーツ専門局「ESPN」などを配下に置くウォルト・ディズニーの同期における売上高は前年同期比6%増となる約91億㌦だった。東日本大震災に伴う東京ディズニーランドの一時閉園などでテーマパーク・リゾート部門が不振だったことに加え、映画部門とインタラクティブ・メディア部門も振るわなかったが、向かうところ敵なしの勢いのESPN、そしてABCファミリーやディズニー・チャンネルなどケーブル局部門が奮闘した。純利益は前年同期比微減の9億4200万㌦だった
Foxネットワークテレビやウォールストリート・ジャーナルなどを傘下に置くニューズ・コーポレーションの同期における売上高は、前年同期比約6%減少と、アナリストの予測を下回る82億6000万㌦だった。世界的なヒット作になったアバターに匹敵する作品にめぐまれなかった映画部門の売上が大きく落ち込んだことが響いた。元気だったのはテレビ部門。地上波ネットワーク部門の売上は、NFL(米プロフットボール・リーグ)のプレーオフ試合中継番組やスーパーボウルの高視聴率のおかで14億3800万㌦。Foxニュース・チャンネルなど相変わらず好調なケーブル局部門の売上も20億4000万㌦を記録した。 CNNやTNTなど人気ベーシック・チャンネル群に加え有料チャンネルHBOなどを含むケーブル局部門が好調だったタイム・ワーナーの同期の売上高は67億㌦と前年同期比6%の増収だった。CBSネットワークと共同で独占放送権料を獲得した人気大学バスケットボール・トーナメント決勝ラウンドが高視聴率だったことや、米国内をはじめ海外における番組配信によるコンテンツ収入の増収も貢献した。映画部門は前年比ほぼ横ばい。純利益は諸経費に圧迫されて前年同期比9.9%減の6億5300万㌦だった。 米ケーブルテレビ(CATV)最大手コムキャストに経営権を握られたNBCユニバーサルの売上高は昨年同期比11.5%減少となる43億4800万㌦。ケーブル局は堅調なものの、地上波ネットワークテレビ部門(NBCネットワーク)が相変わらずの不振で、売上高が前年同期比約35%減も落ち込む13億5200万㌦にとどまったことが大きい。CBSネットワークテレビやラジオを傘下に置くCBSコーポレーションの売上高は35億1000万㌦。前年同期比0.6%減とほぼ横ばいだった。ネットワークテレビの広告売上が好調だったことや一昨年来のリストラ効果が現れ、前年同期の純損失2600万㌦から純利益は2億200万㌦と回復した。 <テレビ朝日アメリカ 北清>