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27
May
2011
米テレビ界新シーズンは9月から始まるが、そのプライムタイムで放送される番組のラインアップ発表と、番組内で放送されるCMの予約販売が行われるアップフロントが5月16日のNBCネットワークを皮切りに順次始まった。地上波ネットワークテレビが披露した新番組の本数は、4大ネットワーク(ABC、CBS、Fox、NBC)合わせて39本と過去7年間で最多となった。
編成の特徴をみると、来シーズンは各社ともコメディー番組を重点に編成する傾向が顕著だ。コメディー番組は、ドラマ番組とならんでケーブル局や海外テレビ局からの引き合いが多く、貴重な副収入を生み出すコンテンツとしても大きな期待が寄せられている。 コメディー編成と並んで特筆すべきは、広告主が重要視する視聴者層(18~49歳)を超えた熟年層を対象にした番組が積極的に編成されることだ。NBCが60年代の米社会を舞台にした「The Playboy Club(ザ・プレイボーイ・クラブ)や60歳台の熟練女性弁護士を主人公にした法廷ドラマ「Harry’s Law」を編成すれば、CBSは、すでに熟年層に人気の「CSI(科学捜査班)」シリーズを軸にプライムタイム編成を組み立てていくといった具合だ。 ネットワーク別で見ると、「デスパレートな妻たち(邦題)」や「グレイーズ・アナトミー:恋の解剖学(邦題)」などの長寿番組が視聴率低下傾向にあるABCネットワークが、思い切って13本の新番組の採用を決定。4大ネットワーク中最下位を脱しきれないNBCもABCに次ぐ12本の新番組を編成することになった。これに対し世帯視聴率で今シーズンもナンバーワンの座を確保することになりそうなCBSがスタートさせる新番組はわずか5本。また、18~49歳層でナンバーワン・ネットワークの座を死守するFoxネットワークの新番組も4本と、両社守りの態勢に入っている。 ちなみに、Foxでは米テレビ界の人気ナンバーワン番組となっているオーディション番組「アメリカン・アイドル」(シーズン後半)に加え、英国で爆発的な人気となったオーディション番組「Xファクター」をシーズン前半に投入することを決定、業界の注目を集めている。 <テレビ朝日アメリカ 北清>