米エミー賞候補作発表

テレビ界のアカデミー賞とも言われ、米国の優れたテレビ番組や出演者などに与えられる「エミー賞」のノミネート作品などがこのほど発表された。対象となったのは201461日から15531日の間に放送された番組。昨年は栄誉ある“傑出したドラマ・シリーズ”候補として、ケーブル局AMCの大ヒット作となった『ブレイキング・バッド』(末期がんを宣告された化学教師が麻薬密造生活に染まって行く様を描くドラマ)に話題が集中したが、今年は多彩な番組がノミネートされた。そんな中、今年1月にデビューし大ヒット作となった地上波テレビFOXネットワークの『Empire成功の代償』がノミネートされなかったことも話題となっている。

傑出したドラマ・シリーズ候補に挙げられたのは、人気有料チャンネルHBOが放った超人気ドラマで、ジョージ・R.R.マーティン著のファンタジー小説「氷と炎の歌」を原作としたスペクタクル『ゲーム・オブ・スローンズ』やAMCの新番組で『ブレイキング・バッド』のスピンオフ番組『Better Call Saul』、さらには動画配信最大手ネットフリックスのオリジナル番組『ハウス・オブ・カーズ』や『オレンジ・イズ・ザ・ニュー・ブラック』など7番組。地上波テレビ番組では唯一公共放送ネットワーク(PBS)の『ダウントン・アビー』(英国貴族を扱ったメロドラマ)がノミネートされた。

 “傑出したコメディー・シリーズ”にはABCネットワークの『モダンファミリー』やNBCネットワークの『Parks and Recreation』、HBOの『シリコンバレー』やアマゾンの『トランスペアレント』など7番組がノミネートされた。

ドラマ部門の主演女優賞候補にはABCの人気リーガル・サスペンス番組『How to Get Away With Murder』のヴァイオラ・デイビスなどがノミネートされた。

最多ノミネート数を獲得した番組は『ゲーム・オブ・スローンズ』の24。これにケーブル局FXの『American Horror Story: Freak Show19などが続いた。

また、最多ノミネート数を獲得したネットーワークは『HBO』。ゲーム・オブ・スローンズが貢献し獲得数は126と同チャンネルの最多記録となった。これに地上波テレビABCネットワークの42NBCCBS41などが続いたが、ネットフリックスが34で第6位に食い込んでいる。

なお、今年で第67回目となるエミー賞の発表と受賞式は920日にロサンゼルスで開催される。発表・受賞式の模様は地上波テレビ4大ネットワークが持ち回りで中継するが、今年はFOXネットワークがプライムタイム(午後8時から)で放送する。

<テレビ朝日アメリカ 北清>