2015年

4月

09日

マーチ・マッドネス、記録づくめで終了

全米大学体育協会(NCAA)主催のバスケットボール競技決勝ラウンドが46日のチャンピオンシップ戦をもってすべて終了した。インディアナ州インディアナポリスで開催された決勝戦は、デューク大学がウィスコンシン大を6863で下し、5大会ぶり5度目の優勝カップを獲得した。

決勝戦の模様は、CBSが独占放送(米東部時間午後911時)。視聴率は昨シーズン比33%アップとなる17.1%(シェア27%)と、18年ぶりの大記録(CBSスポーツ調べ)を樹立した。平均視聴者数は2830万人にも達し、CBSは同夜プライムタイム視聴率競争で楽々トップの座についた。

ちなみに、ウィスコンシン大の地元では視聴率が42.2%(シェア59%)、デューク大の地元では36.2%(シェア54%)に達した。 

また、同試合はインターネット上に同時配信されたが、ストリーミング数は340万件に達し、昨年度を66%も上回る記録となった。さらに、ソーシャル・ネットワーク上での会話も活発だった。フェイスブックでのやり取りは新記録となる35000万件。ツイッター上のつぶやきは昨年度比45%増を記録した。

毎年3月中旬から約3週間にわたり開催される同決勝ラウンドでは全国の予選を勝ち抜いた68大学が頂点をめざし熱戦を繰り広げる。試合の模様は全国向けに生中継され、地元ファンはもとより全米に散らばった卒業生など熱狂的なファンがブラウン管にくぎ付けになることから『マーチ・マッドネス(3月の熱狂)』という言葉が定着、日本でいえば「夏の甲子園」のような国民的行事になっている。

同イベントは、地上波テレビCBSネットワークと米メディア企業大手タイムワーナー(TW)傘下のケーブル局が分け合って全国向けに独占放送するが、今年は記録ラッシュが続いた。無敗で決勝ラウンドに進出したケンタッキー大が、最後まで勝ち残ることが出来るのかなど話題も豊富だったこともあり、複数ゲームに渡った開幕戦の平均視聴率は6.6%(シェア14%)と昨年度を10%も上回る高スタートを切った。

プレイオフを勝ち残った4チームが戦った準決勝ラウンドはTW傘下の3ケーブル局(TBSTNTtruTV)が独占中継したが、ケンタッキー大が勝ち残ったこともあり、平均視聴者数は昨シーズン比39%増となる2260万人に達した。

マーチ・マッドネス期間中は、オフィスでパソコンなどを利用し熱戦の模様に食い入るサラリーマンなどが多く、生産性が下がることが指摘されている。

<テレビ朝日アメリカ 北清>

American Media