テレビ以外の番組視聴が急増中?


テレビ以外の端末で番組を見る視聴者が米国で急増している模様だ。オンライン利用の調査などにあたる「E-Poll」社がこのほど明らかにした報告書「Multi-Platform Viewing of Video Content」によると、米若者(13~34歳)男性の四分の一以上がテレビ番組などをパソコンあるいはiPod(アイポッド)などの携帯型デジタル動画プレイヤーで頻繁に視聴していると答えている。

同報告書についてインターネット市場専門サイト「eMarketer」の上級アナリスト、デボラ・ウィリアムソン氏は、「番組視聴についてテレビ以外に様々な方法があることを見出し始めた若者が急増していることを示している。テレビ視聴習慣がティーンエイジャーを中心に大きく変わっていく可能性があるのでないか」と分析している。

また、これらの若者の半数以上が、オンラインでダウンロードした番組などをテレビに接続して視聴することにも興味があると応えた。ただ、インターネット画像とテレビの接続機器が100㌦(約12,000円)以上かかると聞かされると、「それならまったく興味がない」と応えた若者が圧倒的に多かったようで、「ネット上でゲットできるコンテンツは無料で楽しみたい」と考える若者が多いことを如実に示している。

一方、「番組はテレビ以外では見たことが無い」と応えた若者のほとんどが、オンライン上で入手した番組をテレビで見ることが出来る技術があることを知らないと応えている。