マフィアボスと愛人の逮捕に向けCM製作

19の殺人など25の事件で指名手配されている犯罪組織のボス、ジェームス・バルジャー容疑者(81)の逮捕に協力を求めるFBIのテレビCMが21日から放送されています.

容疑者逮捕に向けた同様の試みはFBIとして初めてです。
バルジャー容疑者は1929年9月生まれで、ボストン南部の出身です。
マフィアのリーダーとして1970年代から80年代半ばにかけて、殺人事件に関与したり、麻薬の密売、資金洗浄などをしていた疑いがもたれています。
1995年から逃走尾を続けています。常にナイフを持ち歩き、切れやすい性格だということです。
FBIのCMには、まず女が出てきますが、バルジャー容疑者と行動を共にしているとみられるキャサリン・グレイグ容疑者(60)です。 バルジャー容疑者の逃走を手助けした疑いです。
FBIは10人の「最重要指名手配者」リストを公表しています。 オサマ・ビンラディン容疑者もリストに掲載されていましたが、殺害された後、FBIはバルジャー容疑者に照準を定めました。 バルジャー容疑者の幼馴染がかつてFBIにいて、犯罪組織に情報が筒抜けだったということです。
FBIにとっては宿敵で、逮捕に執念を燃やしています。