NBC、わずか22日間で1500億円を稼ぎ出す

 

 第52回スーパーボウルは、フィラデルフィア・イーグルスが41対33でニューイングランド・ペイトリオッツを下し、念願の初優勝を果たした。今年はNBCが中継したが、視聴数は1億340万で昨年より7%ダウンした。しかし広告収入は、ゲーム中のCMに試合前後のCMを加えると、今年も5億ドル(約555億円)を超え、30秒スポット料金は500万ドル(約5億5500万円)と、FOXが放送した去年並みとなったようだ。

 試合中には45社の62本におよぶスポットCMが放送された。

NBCは平昌冬季五輪の独占放送権も持っており、こちらは9億ドル(約999億円)を超える広告収入が見込まれることから、スーパーボウルと合わせると、NBCは22日間で14億ドル(約1500億円)以上を稼ぎ出すことになる。

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赤字覚悟でフットボールを取りに行った?? FOX

 

 米国内でもっとも人気の高いプロスポーツ、アメリカンフットボールの2018年シーズンの木曜夜11試合はFOXが放送することに決まった。シーズンは9月からだが、毎年早くもこの時期には、どのネットワークが放送権を取るか、大きな話題になる。

 NFL(ナショナル・フットボール。リーグ)の試合は毎年高視聴率を獲得し、去年も視聴率トップ50番組のうち、33番組を占めたほどで、NFLの頂点スーパーボウル中継については言うまでもない。

 FOXが契約したのは、木曜夜の放送権で、5年契約、総額で33億ドル(約3663億円)となる。1年間では11試合、6億6000万ドル(約726億円)となり、1試合にすれば6000万ドル(約66億円)だ。これは昨年のNBC・CBS連合による年間契約料4億5000万ドル(約495億円)から47%アップもした額だ。

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NBC、平昌五輪への取り組み

 

 ピョンチャン五輪まで2週間を切った。米国内の独占放送権を持つNBCの放送、配信の全貌がわかった。

 NBCは2032年まで、放送権のみならず、全競技のストリーミング権をもつが、今回もリオ五輪に続き、NBC系のケーブルチャンネルだけでなく、あらゆるプラットフォームを駆使して五輪を伝える。

 放送・配信の内訳は、ネットワークのメインチャンネルNBCで176時間、ケーブルチャンネルのNBCSNが369時間、CNBCで46時間、USANetworkで40.5時間となり、いわゆるテレビ放送では合計631.5時間の総放送時間となる。

 このほかにNBCOlympics.comとNBCSports appを基本としたデジタル配信で1800時間、総計2400時間+αだ。

 開会式のライブ・ストリーミングは初めての試みで、地上波ではもちろんプライムタイムで全国放送となる。VR(バーチャル・リアリティー)やAR(オーギュメンテッド・リアリティー)を駆使したストリーミングになるが、収入を支えるのがテレビCMであることは変わらない。

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Googleなど4大Techでロビー活動費、合計約55億円

 

 去年(2017年)、ワシントンでもっともロビー活動費を使ったのがGoogleで、その額は1800万ドル(約20億円)にのぼり、Facebook、Amazon、Appleを合わせた4社合計では約5000万ドル(約55億円)になることが明らかになった(“Wasington Post”、1月24日付)。

 ロビー活動は、団体や企業が政治家や政府機関にはたらきかけ、自分たちの活動に有利な法律や規則を作らせたり、不利な規制を撤廃させる政治活動のことで、米国ではロビーストとして登録すれば、ほぼ自由なロビー活動ができ、ロビーストが法案そのものを作ることも珍しくない。企業各社は、自社や業界に有利になるよう、日々、積極的なロビー活動を繰り広げているのが現状だ。

 ロビー活動を行う団体や企業は、政治献金もおこなうため、米国の利益誘導型政治腐敗の元凶とも言われているが、もはやロビー活動なしの米国政治は考えられない。さらにロビーストはシンクタンクを作り、大学や研究機関に献金しながら研究成果をまとめさせ、世論をも操作して、個々の政策決定に強く関与している。

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CBSとViacom、またも統合の動き

 

 2016年の10月に「ViacomとCSB,再統合の動き――巨大メディア企業の再登場か」というリポートを書いたことがあったが(2016年10月7日のリポート参照)、その時は総帥サムナー・レッドストン(94歳)の「時期尚早」との一言で、再統合は立ち消えになった。その統合話が、ここにきて、また浮上してきている

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