
調理目的でよく使用されるベーキングソーダ。実は、調理以外にもいろいろな用途があります。
そこでTrivia!
アメリカで昔からおなじみのベーキングソーダの意外な用途とは??

答えは 『冷蔵庫の消臭剤』
ベーキングソーダといえば、すぐに頭に浮かぶのが、クッキーやマフィンを焼くときに、ふくらし粉などとして使われるイメージですよね。でも、アメリカでは箱のふたを開けて冷蔵庫の中に置いてあるのをよく見かけます。それは、冷蔵庫の中のいやな臭いを消すために使われているのです。それだけではなく、洗濯機の中にベーキングソーダを入れる人や、歯磨き粉として使用している人も 見かけます。なかには、脇の下にベーキングソーダをふりかけるという人も!
そこでベーキングソーダとは何なのか辞書で調べてみると、炭酸水素ナトリウムあるいは重炭酸曹達(じゅうたんさんそーだ)、略して重曹などとも呼ばれているそうです。天然の無機質で、弱アルカリ性、人体に無害な物質。研磨作用、中和作用、軟水作用、消臭作用、発泡作用があり、昔から胃薬など医薬品にも使われてもいるとのこと。
洗濯の時に使用するのは、衣類を柔らかく洗い上げるため。そして、白色はもっと白く、色物は鮮やかな色を保つ効果もあるようです。また、研磨作用があるため歯磨き粉としても使用できます。脇の下に使用するのは消臭効果があるためです。その他、浴室の掃除や排水溝の流れをよくするために利用できることは日本でも知られるようになりました。
ニューヨークタイムズ紙によると、ベーキングソーダは1984年~1986年に自由の女神の修復が行われた際、内側の銅を綺麗にするためにも使用されました。
これは体験談なのですが、アメリカの借家では冷蔵庫が備え付けのところが多いのですが、使用していた冷蔵庫から悪臭がするようになったので、大家さんに報告したところ、ベーキングソーダを入れておけば大丈夫といわれました。大家さんは「何でそんなことも知らないのかしら?」と、呆れ顔。次の日、ベーキングソーダを買ってきてくれました。当時ベーキングソーダに消臭効果があることを知らなかったので、きつねにつままれた思いでした。でも、有効期限があるのでご注意。箱に30日で取り替えることをオススメすると表示されています。
