アメリカの6月の失業率は9.2%と
3ヶ月連続で悪化し、景気の減速が鮮明になりました。
「きょうの雇用統計は多くのアメリカ人がすでに知っていることをあらためて示した。
景気回復への道のりはまだまだ先が長く、やるべきことが たくさんある、ということだ」
オバマ大統領は景気や雇用の回復を目指して道路・鉄道などのインフラ整備や、輸出の増加をはかる法案を提出していますが「野党・共和党の抵抗で実現しない」として、党派を超えた協力をよびかけました。
目前には、ギリシアのようになりかねない政府債務の問題も控えています。しかし来年の大統領選挙を前に、与野党とも安易な妥協はできず、週末返上で交渉が続けられます。
<ワシントン支局 野添開生>