「“あらゆる困難をものともしない日本チーム”と
“決して諦めないアメリカチーム”が決勝戦を飾る」(LAタイムズ)
3対1でスウェーデンを下して決勝戦に進むなでしこJAPANを
対戦国アメリカのメディアが絶賛しています。
まずは、LAタイムズから
「日米の決勝戦は、ワールドカップ史上最高の物語を塗り替えるかも知れない」
「ドイツ戦では誰も日本が勝つとは思っていなかったが、日本チームは自信に満ち溢れ気持ちも安定し、
スマートサッカーに徹した。体格でも技術でも勝るドイツがこのサッカーに敗れた」
「日本チームは本当に多くの困難を乗り越えてここまで来たので、フィールド上でお互いを信じることに
特に重きを置いている」
「スウェーデン戦では、日本はまるで精密機械のように互いの動きを心で読んでいるかのようだった」
「きりりとしたシャープなパスと、巧みなフットワークが決勝戦を左右するだろう」
「結果がどうあれ、決勝戦は記憶に残っている最近の試合以上の、ドラマチックな場面が期待できそうだ」
次にシカゴトリビューン。
かつての日本を表現する代表的な形容詞で賞賛しています。
「決勝進出を決めたのは、“アジアの成長株”日本だった」
「日本の選手の念頭にあったのは、試合に勝つことだけではなく、3月11日の大震災のあと
祖国のファンたちに“元気になってもらう話題”を届けることだった」
試合を中継したスポーツ専門チャンネルESPNのweb版は、冷静に試合結果を分析。
「日本は今大会で絶妙なパスサッカーと圧倒的なボール支配率で勝ってきた」
「平均76.8%の正確なパス成功率を誇る日本を、米国代表のフォワード、ローレン・チェイニーは
『技術面で圧倒的に素晴らしいチーム。決勝は大接戦になる。過去に何度かプレーしているので
彼女たちのサッカーは理解している』と話している」
「体格で勝る米国代表は、ゴール前での高いボールでは有利だが、
中盤でのプレーの質を向上させるのが課題」
「日本代表は、苦境に立たされた日本という国を背負い、素晴らしいプレーを続けてきた」
「各試合で、復興支援に感謝する世界への感謝のメッセージが書かれた垂れ幕を広げた彼女たちのプレーは多くの人たちの心に訴えることだろう」
<NY支局 山野孝之>