女子サッカーワールドカップの決勝戦。
ニューヨークのタイムズスクエアには
異例のパブリックビューイングがセットされました。
気温30度の夏日のなか、USAコールが何度も
響きましたが、最後は水を打ったように静かに・・・
それでも、サポーターたちは米国代表をけなさず、
なでしこ達を賞賛していました。
USA!USA!USA!
アメリカが先制点を取った時の盛り上がりはすさまじい。ただ、日本がすぐに追いつくたびに、シーンと静まり返る。日曜日のタイムズスクエアは、一喜一憂するアメリカのサポーターで埋め尽くされた。男子サッカーのワールドカップでも行われなかった、タイムズスクエアでのパブリックビューイング。集まったのは、男女ほぼ半分で、家族連れの姿も多かった。
全後半、延長の120分を終え、2対2の同点。PKを日本が制するとアメリカサポーターは完全に沈黙した。ただ、試合後にインタビューしたサポーター達からはなでしこの「決して諦めない」姿勢への賞賛が相次いだ。
男性サポーター「どっちが勝ってもおかしくなかった、日本も買って当然。PKの上手さでは日本が上」
「日本になら負けてもしょうがない、相手が日本で良かった」
女性サポーター「凄く良い試合!結果はどうであれ、本当に良かった」
女性サポーター「日本は決して諦めない凄いチーム、取ったら取り返す」
さらに、アメリカ代表の中心選手アビー・ウォンバック選手も、敗戦後のインタビューで
「当然だけど、がっかりしている。日本は決して諦めなかった」と素直に負けを認めています。
<NY支局 山野孝之>