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5日のニューヨークのダウ平均株価は一時、200ドル以上下落するなど乱高下を繰り返しましたが、前日よりも60ドルあまり値上がりして取引を終えました。
前日にリーマンショック後以来の500ドルを超える下げ幅となったダウ平均株価ですが、先月の失業率が改善したのを受けて、取引開始直後には値上がりしました。
その後、一時200ドル以上も下落するなど激しい値動きとなりましたが、終値は、60ドル93セント高い、1万1444ドル61セントでした。
世界同時株安の震源地となっているヨーロッパの財政問題でイタリアが財政再建を進めることが取引中に伝わり、株価の下落に歯止めをかけたとみられます。
私はこの3日間連続で、NYSE(ニューヨーク取引所)に取材にいきました。 この日、バルコニーからではなくて、フロアに入ることができました。
東京証券所との違いは、NYSEはディーラーがフロアにいますので、活気があります。
一番最初に目に入ったのが、とレーダーの足元の「ゴミ」の多さです。
紙類に加えて、同じフロアにあるスターバックスのストローやナプキンなどが散乱。前日に比べても多いと思いました。乱高下を繰り返したマーケットを相手にしたディーラーの苛立ちを表しているようにみえました。
ディーラーに「きょうは大変な日だったね」と聞くと、「今日みたいにジェットコースターのように値が動くほうが、ディーラーにはおいしい日なんだ」と満足げに答えていました。
<NY支局 外山 薫>