株価大幅反発でも安心できない訳

暴落した翌日、9日のダウ平均株価は大幅に値上がりしました。終値は429ドル92セント高の11239ドル77セントでした。

 

一時は205ドルの下落しましたので上がり下がりの幅は640ドルでした。

ジェットコースターのような値動きになった要因は米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)です。

9日、今後の金融政策について協議し、現在のゼロ金利を2013年中ごろまで続けると表明しました。

ただ、新しい緩和策など具体的な政策を示すことはありませんでした。

このためFRBの声明が出た後、株価は不安定な動きとなりました。

そもそも、2年先まで非常事態であるゼロ金利を約束するということが、正しい金融政策なのかという疑問もあります。

手詰まり状態で、打つ手を小出しにしなければならない現状は理解できますが、苦し紛れとしても乱暴な感じがします。

株価が大幅に反発したのはFRBのおかげではないようです。

政治が経済危機の原因をつくり、中央銀行はがんじがらめ。

ここでも米国は日本に似てきました。