日本では「いつもニコニコ現金払い」などというキャッチフレーズがありますが、アメリカでは現金でショッピングという習慣があまりなく、カードなしではとても不便な生活を送ることになります。クレジットカードだけではなく、デビットカードというものが普及していて、多くの人はこの2種類のカードを所持しています。
そこでTrivia!
クレジットカードとデビットカードの違いとは??
答えは決済時期と方法の違いです。
両カード共、ビザやマスターカードなどのマークがついていて、一見クレジットカードなのかデビットカードなのか見分けがつきません。カードが使えるお店では、両カードとも差別なく使えるのですが、決済方法が違うのです。アメリカではクレジットカードの場合、銀行口座から自動的に引き落としされることはなく、月に一回請求書が自宅に届きます。そして、一括払いか分割払いかを選ぶことが出来ます。一括払いにするかどうかを店頭で聞かれることはありません。分割払いを選ぶ人が多いようですが、実は分割払いにした場合には、残金に29%などと高額の金利が上乗せされます。実はこれがカード会社にとって大きな利益の源になっているのです。
一方、デビットカード゙は銀行口座を開いている人のみに発行されます。カードは口座と直結していて、使った額は全額即口座から引き落とされます。ただし、口座残高を超える額の買い物はその場で拒否されます。カード会社が設定したリミット以内なら自由に買い物が出来るクレジットカードと大きく違うことろです。また、デビットカードで買い物した際に、キャッシュバックといって、現金を引き出すこともできます。買い物をした際に、財布の中に現金が不足していることに気がついて、商品の代金を支払うと同時に、20ドルや30ドルなどと小額の現金をもらう、つまりキャッシュバックを求めることも出来ます。ATM(現金自動預払機)などに行く手間が省けとても便利です。一杯のコーヒーをデビットカードで支払う若者も少なくなく、現金は一切持たない人もいるほどです。デビットカードは、日本でも10年ほど前から導入されているようですが、アメリカに比べるとまだまだ普及していないと言えるかもしれませんね。
ちなみに、ニューヨークタイムズ紙によると、アメリカでクレジットカードが出回り始めたのは、1950年代。デビットカードは1970年代だそうです。2006年までには9億8400万枚のクレジットカードとデビットカードが発行されたそうで、赤ちゃんからお年寄りまでを含めた国民1人あたり3枚のカードを所持していることになります。
ということで、クレジットカードとデビットカードの違い、皆さんはご存知でしたか?