NASAは14日、
スペースシャトルに続く
次の有人宇宙計画で使う
大型ロケットの詳細を
明らかにしました。
ロケットの名前は、
スペース・ランチ・システムです。
NASA作成の発射イメージCG
NASAの発表によりますとロケットは
液体水素と液体酸素のメインエンジンと、
2本の固体燃料ブースターで、
一番上に多目的宇宙船オリオンを載せる計画です。
打ち上げ能力は最大で130トンと、
スペースシャトルの28.8トンを大きく上回る他、
これまで最大だったサターンⅤロケットの118トンも上回ります。
ちなみに130トンとは、SUV車75台分に相当します。
開発費は、総額350億ドル・日本円で2兆6950億円と
見積もられています。
無人での初飛行は2017年を計画しています。
AP通信によりますと有人飛行は2021年、はじめの目的地、地球近くの小惑星には2025年に到達し、
2030年代には火星へ宇宙飛行士を送り込むことを目指すとしています。
<NY支局 山野孝之>