【Trivia】NYで始まるバイク・シェア・プログラムとは?

ニューヨーク市交通局が来年夏に向け、自転車に関するあるプログラムを考案中です。

「Bike Share Program」と呼ばれるものです。

そこでTrivia!

このBike Share Program、どんな内容のものかご存知ですか?

答えは自転車を共有して使う

つまり、公共の自転車をお互いに利用しあうというコンセプトです。

 

ニューヨークでは、スポーツやレジャーは別にして、市民が自転車に乗って、ちょっとした買い物や通勤通学をするという習慣がほとんどありません。ただ、ニューヨーカーが自転車が嫌いなわけではありません。自転車を持ちたいと思っても、アパートやマンションに駐輪所が備わっていないケースが多いため、簡易倉庫などを借りなくてはならないわずらわしさが、自転車オーナーになることを妨げている嫌いもあります。

 

そんな自転車好きにグッドニュースです。2012年夏にお目見えする「Bike Share Program」がそれです。年会費100ドルを払えば、市内600箇所に設置が予定されている同プログラム専用の駐輪所にならぶ約1万台の自転車をだれでも利用できるようになります。自宅近くの駐輪所から、利用後にまた同じ場所に戻ってきてもよし。場合によっては別な場所の駐輪所に乗り捨てすることも可能です。年会費についても、地下鉄1ヶ月定期が現在104ドルですから、「かなりお手ごろだ」と感じる方も少なくないのではないでしょうか。

 

ちなみに、このプログラムを奨励するニューヨーク市、実際の運営は民間会社「Alta Bicycle Share」に委託することになりますが、同プログラムの運営には一切の税金を使わないと宣言しています。

ブルックリンブリッジは歩行者と自転車レーンがはっきりと分けられています。
ブルックリンブリッジは歩行者と自転車レーンがはっきりと分けられています。

 

京都の碁盤の目のようになっているマンハッタン。目的地への経路がわかりやすく、自転車で移動した方が渋滞もまぬがれ早く移動できる場合もあるでしょう。また、観光客にとっても、マイペースでマンハッタンの景色を楽しめるいい機会になるかもしれません。ただし、歩道を自転車が走ることは禁じられているので、くれぐれもご注意ください。

 

実は同様なプログラムはすでにヨーロッパなど世界各国の200以上の都市で採用されているそうですが、アメリカでも、ボストン、ワシントン、デンバー、ミネアポリスなどの都市で、さらには、ニューヨーク大学やアラスカ州アンカレッジ大学など90以上の大学でもこのようなプログラムが親しまれています。いずれにしても、自転車は健康にもよいということで、早くもニューヨーカーがこの「Bike Share Program」に注目しているようです。

 

ということで、

自転車シェアプログラムニューヨークに登場することを皆さんはご存知でしたか?

 

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