インターネット販売大手のアマゾンが、
新型タブレット端末を発表しました。
価格は他社製品の半額以下で
7割近いシェアを誇るアップル社の
iPadの強敵になる可能性もあり ます。
アマゾンのキンドル・ファイヤーは大きさがiPad2(9.7インチ)よりも一回り小さい7インチで、重さも414 グラムと(iPadは601g)およそ180グラム軽くなっています。基本ソフト(OS)はグーグルのアンドロイドで操 作はタッチスクリーン式。無線LANで電子書籍や映画・音楽、インターネットが楽しめるとしています。最大の武器は価格で、iPad2(499$)の半額以下となる199ドル、日本円で1万5323円です。低価格の理由について専門家は、「本体では なく電子書籍などのソフトでの利益を見込んでいるため」と分析しています。
発売は11月15日で、配送エリア はアメリカに限られています。日本を含む他の国での販売については明らかにされていません。
世界のタブレット端末は、今 年の第二四半期の段階でiPadが68%と圧倒的なシェアを誇っています。タブレット端末の市場規模は2015年までに51%成長すると見込 まれていますが、来年にはグーグルも参入する方針を明らかにしていてシェア争いが激しくなるものと見られます。 止
<NY支局 山野孝之>