「『ミルクをください』と頼まれた」
マイケル・ジャクソンさんの
元専属医に対する裁判で、
元専属医の供述が再生され、
ジャクソンさんが麻酔薬を求める
様子が紹介されました。
再生された供述音声でマーレー被告は『彼は“ミルクを下さい、これだけが効くのが分かってるからね”と言っていた』と話しています。音声は、ジャクソンさんが死亡した2日後にマーレー被告が警察の事情聴取を受けた際に録音されました。ジャクソンさんが「ミルク」と呼んだのは死亡する原因となった強力な麻酔薬・プロポフォールです。
事情聴取でマーレー被告は、死亡前のジャクソンさんに鎮静剤や麻酔薬を次々に投与する様子を詳細に供述しています。さらに、「トイレのため2分ほど寝室を出て戻ってみるとジャクソンさんが息をしていなかった」と供述していたことも明らかにされました。
<マーレー被告の供述>
「ジャクソンさんは死亡した2009年6月25日の午前0時過ぎにリハーサルから帰宅した」
「まずは、彼に慢性的な皮膚の問題で使っているクリームを塗った」
「いつもそのままでは眠れないので、まずは睡眠薬のバリウムを10ミリグラム、鎮静剤のロラゼパムを2ミリグラム、鎮静剤のミダゾラムを2ミリグラムを投与した」
「午前4時半になっても彼は起きたままだった」
「それから彼は眠らなければいけないんだと文句を言い始めた」
「さらに2ミリグラムのロラゼパムとミダゾラムを投与した」
「そして午前10時40分に25ミリグラムのプロポフォールを投与した」
「彼は何でもいいから寝かせてくれと言った」
「トイレに2分ほど行って戻ってみると彼は息をしていなかった」
止
<NY支局 山野孝之>