アメリカ中西部・オハイオ州で個人で飼っていたライオンやトラなど50頭が逃げ出しました。
人命への危険があるとして地元警察が動物を撃ち殺しています。
動物が逃げ出したのは、オハイオ州ゼインズビル市にある個人所有の農場です。18日夜、農場の経営者の男性(62)が動物の檻を開け放し、けん銃自殺しました。このため檻の中にいたトラ18頭、ライオン17頭、クマ8頭など50頭が逃げ出しました。人命に危険があるとして地元警察はこれまでに48頭を射殺しましたが、現在もオオカミ1頭とサル1匹の行方がわかっていません。警察によると農場には56頭の動物が飼われていて逃げ出さなかった6頭については動物園に引き渡しました。警察は一時、麻酔銃で捕獲を試みましたが、トラに撃っても効かず、人命を最優先に射殺することにしました。
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<NY支局 名村晃一>