アレック・ボールドウィンさん“ゲームに夢中”で降機命令

人気俳優でニューヨーク市長選への出馬も取りざたされているアレック・ボールドウィンさん(53)が、機内でスマートフォンの電源を切らずにゲームを続けたとして飛行機から降ろされました。

 

 アメリカン航空の発表によりますと、アレック・ボールドウィンさん(53)は6日、ロサンゼルス空港で搭乗後、飛行機のドアがすでに 閉まっているにも関わらず、スマートフォンの電源を切ることを拒否ました。さらに、客室乗務員から注意を受けると トイレに移動し、トイレのドアを激しく閉め、外に出た際に暴言を吐いたとしています。

 

 乗客は米メディアの取材に対し『彼のせい で飛行機が遅れた、自分勝手な行動だ』と非難しています。ボールドウィンさんは飛行機を降ろされた直後、ツイッターで「アメリカン航空が破綻したのも頷ける」と不満をぶつけています。また、ボールドウィンさんの広報担当者は「携帯電話の電源を切っていない人は 彼だけではなく、彼を狙い撃ちした客室乗務員の対応は異常だった」とコメントしています。ボールドウィンさんはその後、一部のメディアに対し「他の乗客に迷惑を掛けたことは申し訳ない」と謝罪のコメントを寄せています。

 

 ボールドウィンさんが夢中に なっていたのは対戦型のクロスワードゲームの「ワーズ・ウィズ・フレンズ」で、1440万人が参加する人気ゲームで す。ボールドウィンさんは、NBCテレビのコメディドラマ「30ロック」で大人気となり、2013年のニュー ヨーク市長選に立候補が取りざたされています。   

 

<NY支局 山野孝之>