【Trivia】アメリカ人は暗い部屋が好き!?

米映画やテレビドラマに登場する部屋が暗いなと感じたことはありませんか?こちらに住んでいると日本のように天井に直接照明を備えた住居はほとんどなく、夜になると慣れるまではあるったけの照明をつけてもまだ暗いと感じるほどです。逆に、日本に行ったことのある欧米人は、日本の住宅の照明が異常に明るいと感じるそうです。

そこでTrivia!

なぜこれほど国によって室内照明の明るさが違うのでしょうか?

 

テレビをみる時もこんなに暗いのです
テレビをみる時もこんなに暗いのです

答えは、、、

欧米人には青色や緑色の目をした人が多いですが、薄い色素の目は光に弱いため、暗い明かりを心地よく感じる一方、茶色など光に強い濃い色素の目をした日本人などは明るい照明を好むためです。

 

欧米の住宅はなぜ暗い照明が多いのか、眼科機関のウェブサイトや大学の研究資料を調べてみました。それによると、肌の色や目の色はメラニン色素の量によって異なってくるとのこと。日本人のように、茶色の目はメラニン色素が多く、欧米人に多い青や緑色の目にはメラニン色素が少ないそうです。このメラニン色素は光や紫外線から肌や目を守る役目をしているのですが、目の色の薄い白人は日本人に比べ、光を2倍程まぶしく感じるそうです。欧米人が暗い照明を好んだり、サングラスをよくかけるのはこういった理由があるようです。確かに、ここアメリカに住んでいても、目の色が濃いアジア出身の友人の家はわりと明るめで、普通のアメリカ人の家は照明が暗いイメージがあります。

ところで、目の色といえば、ニューヨークに住んでいて不思議なことに気がついたことがあります。子供の目の色が成長するにつれ色が変わることがあるのです。例えば、日本人と白人との間に生まれた赤ちゃんの目の色が生まれたばかりの時は青色だったのが、数週間後に会ったときには茶色になっていた、といった具合です。白人同士の子供でも、生後は青色だったものがその後緑色になったりすることもあるそうです。成人すれば目の色が変わることはなく、そのためニューヨークなどの運転免許証には目の色を記載する項目もありますよ。多人種が住むアメリカならではのことですね。

 

ということで、アメリカの住宅の照明が暗いのは主に、薄い色素の目が光に敏感なため、ということを皆さんはご存知でしたか?


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