ニューヨーク市のタクシーといえばイエロー・キャブ。ところが6月から緑色のタクシーが登場することになりました。
そこでTrivia!
緑色のタクシーはイエロー・キャブと一体何が違うのでしょうか?
答えは、、、
緑色のタクシーはマンハッタンの北部と4つのボローでつかまえることができるタクシーです。ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが、ニューヨーク市はマンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、クイーンズ、スタテンアイランドからなる5つの区(ボロー)で成り立っています。
ニューヨーク市のタクシー&リムジン・コミッションによれば、この緑色のタクシーのサービス・エリアは、マンハッタンのイーストサイド96丁目以北、ウエストサイドは110丁目以北の地域。それにマンハッタン以外の4つのボロー。つまり、普段イエロー・キャブがつかまりにくい地域が対象となります。これらの地域ではこれまで、リバリー・キャブと呼ばれる、一見普通の車のようなカー・サービスがお客を拾っていましたが、イエロー・キャブとは違い外見ではタクシーかどうか分かりづらく、メーターを搭載することが義務付けられていなかったため、料金の交渉など観光客には分かりづらいことばかりでした。
それに対し、緑のタクシーはイエロー・キャブ同様にメーターがついていて、クレジット・カードで決済ができる機械も導入されます。外見もタクシーであること がはっきり分かるようになり、利用者も安心して利用できそうです。ただし、マンハッタンの中心部では拾えないのでご注意ください。
ところで緑色のタクシー、色はちょっと薄めですが、遠くからでも認識しやすい色ということでこの緑色が選ばれたそうです。イエロー・キャブや、消防車、救急車、パトカーなどの色とも差別化を図りました。新タクシー・サービスのお披露目に立ち会ったブルンバーグ市長は、「アップル・グリーン」と紹介しましたが、ニューヨークがビック・アップルという愛称で呼ばれていることを意識したのでしょうか。今後2年間で1万8000台を導入する計画だそうです。
ということで、皆さんはニューヨーク市で新たにグリーン・キャブが登場することをご存知でしたか?