【マンハッタン情報】 ニューヨークの自転車事情

ニューヨーク市政府のウェブサイトより
ニューヨーク市政府のウェブサイトより

暖かくなったせいかニューヨークでは自転車を利用する人をよく目にするようになりました。5月を「自転車の月」と定めているニューヨーク市では自転車にまつわる様々なイベントが実施されています。今月6日に開催されたニューヨーク市5ボロー(区)自転車ツアーもその一つです。当日は約32,000人が参加し、65キロにもわたる長距離コースにチャレンジしました。

 

また、この夏から自転車を持っていない人のために、市が用意した自転車に乗って、利用後は指定の場所に乗り捨て出来る「バイク・シェア・プログラム」が始まります。自転車利用者がますます増えることが予想されます。

 

そこで、今回はニューヨークで自転車に乗る時に気をつけなければいけないルールをご紹介します。

ニューヨーク市が無料で配布している自転車用のマップ
ニューヨーク市が無料で配布している自転車用のマップ

ニューヨーク市交通局によると、自転車で歩道を走ることは禁止されています。ただし、12歳以下の子供で、子供用の自転車(26インチ未満)に乗っている場合は免除されます。自転車は基本的には車道を走らなければなりませんが、自転車専用レーンがあるところでは、このレーンを利用することが出来ます。実はこの自転車レーン、ニューヨーク市に約700マイル(1125キロ)もあるそうです。

 

次に、進行方向や、信号、標識などは自動車を運転する時と同様に遵守しなければなりません。しかし、ほとんど守られていないのが現状です。ちなみに、13歳以下の子供にはヘルメットの着用が義務付けられていますが、大人でもほぼ全員ヘルメットを着用しているのが日本とは違う光景です。


ところで、ニューヨークで自転車を乗ろうと決心した方は、ニューヨーク警察が民間の団体と協力して運営する自転車教室に参加されたらいかがでしょうか。安全に乗るための初歩的なルールを教えてくれるほか、小さい子供から大人まで初心者のための自転車教習もあります。

 

日本のように通勤や通学に自転車を利用する習慣があまりないせいか、ニューヨークには大人になってから自転車に乗り始める人も少なくないとか。週末にサイクリングを楽しむためですが、そんな人たちのために、ヘルメットを無料で配布したり、子供用の小さくなった自転車を体にあった大きめの自転車に無料で交換してもらえる様々なイベントも実施されています。

 

イベントの詳しい情報はこちら

http://www.bikenewyork.org/ride/overview-ride-calendar/

 

<NY みずほ>