【マンハッタン情報】お昼休みのダンス・パーティ

ランチ・ビートのフライヤー
ランチ・ビートのフライヤー

ニューヨークで今、お昼休みをつかってランチとダンスを楽しもうと、その名も「ランチ・ビート」というダンス・パーティが話題になっています。

ニューヨークで初のお目見えとなったランチ・ビートは66日にクイーンズ区のロングアイランドシティで開催されました。ランチ・ビートが開かれるのは正午から午後1時までの1時間。入場料、ランチ代込みで12㌦と手ごろな料金です。ランチは厳格な菜食主義者“ビーガン”向けのメニュー。ニューヨークのお昼時に街角に登場する“フード・トラック”(屋台店)でビーガン・フードを売っているシナモン・スネイルが提供しています。ちなみに、一番の人気メニューはコリアン・バーベキューサンドイッチだとか。

 

会場はオフィス街に近いこともあって、スーツ姿の参加者が目立ったようです。ランチ・ビートのコンセプトは仕事や通勤などでたまるストレスを、体に優しい食べ物を摂取し、踊って解消しようというもの。イベントに参加する時のルールは2つ。仕事のことを口にしないこと。そして、必ず踊ること。健康的な食事とダンスでリフレッシュして、午後からの仕事を効率よくこなそう、というのが目的ですが、中には激しく踊りすぎて汗だくでオフィスに戻った人もいたとか。

 

ところで、このランチ・ビート、ヨーロッパが発祥の地のようです。20106月にスウェーデンのストックホルムの地下にある駐車場に会社員など十数名が集まりランチタイムに踊っていたのが始まり。瞬く間に口こみで広がり、今では数百人もの参加者がいるそうです。その後、フィンランド、ポルトガルなどヨーロッパ各国に飛び火したようですが、そのことを知ったニューヨーカー、サラ・レイノルズさんが友人に呼びかけ、ニューヨークのランチ・ビート・オープンにこぎつけたそうです。すでにフェイスブックなどソーシャル・ネットワークでこのランチ・ビートをフォローしている人は現在約850人。次回は627日に開催予定ですが、その後は1ヶ月に1度のペースで開催を予定しているそうです。すでに次回参加すると表明している人が50人程いるそうです。

 

<NY みずほ>