大学アメフト人気が急上昇中

米国で人気ナンバーワンのスポーツといえば米プロ・フットボール・リーグ(NFL)主催のアメリカン・フットボール(アメフト)。2位には米大リーグ(MLB)のベースボールがランクされているが、その座を大学生のアメフト・ゲームが虎視眈々と狙っている。


1月上旬フロリダ州マイアミで開催された大学アメフト王座決定戦「BCSナショナル・チャンピオンシップ・ゲーム」は人気スポーツ専門局ESPNが全国向けに放送したが、アラバマ大学対ノートル大学という夢のカード、ということもあって、平均視聴者数2640万人を獲得、米ケーブル局史上2位となる高視聴率を記録した。試合はランキング2位のアラバマ大が同1位のノートル大を4214で圧勝した。

 

ESPNは王座決定戦の前哨戦となるローズボウルやオレンジボウルなど4つのボウル・チャンピオンシップ・シリーズも独占放送したが、すべての試合の平均視聴者数は昨年比7%増となる1510万人にも達した。

 

視聴者数が上昇すれば広告主が注目。今年のBCSシリーズには日本の自動車メーカー日産をはじめ、ファーストフォード・チェーン大手タコベル(メキシコ料理)や、米クレジットカード大手ディスカバーなどが並んだ。スポンサー希望が殺到すれば広告料も高騰するのは必然的な流れ。広告業界誌アドバタイジング・エイジによれば、今年の王座決定戦で放送された30CMには何と100万㌦の値がついた枠もあったという。これは、米国で圧倒的な人気を誇るNFL王座決定戦スーパーボウル中継番組のCM料金の三分の一にも匹敵するもの。昨年Foxネットワークが放送した大リーグのワールドシリーズの30CMの倍以上の価格で取引されたことになる。


しかし、米調査会社スカーボロー・リサーチによれば、112月から123月までの1年間に、大リーグの試合をテレビ・球場・ラジオで観戦した人は18歳以上の成人の48%に当たる1930万人と、大学アメフトの同39%9260万人を大きく上回っており、大学アメフト人気が大リーグ人気を上回るまでにはしばらく時間がかかりそうだ。

ちなみに、米世論調査会社ハリス社が調べた人気スポーツのランキングを見ると、プロフットボールが全体の34%で断トツ。これに、16%を獲得した大リーグ野球、大学アメフト(11%)、カー・レース(8%)、男子プロ・バスケットボール(7%)、アイスホッケー(5%)、大学バスケットボール(3%)、その他(2%)となっている。

<テレビ朝日アメリカ 北清>

 

American Media