Apple、Googleも動画配信へ

米国では動画配信Video streamingが市場獲得競争の主戦場となっていることは、すでに何度か伝えているが、Apple、Googleも動画配信へ本格的に乗り出す計画を進めている。これでFacebookを含めて(8月16日付レポート参照)、デジタル・テクノロジーの三大企業が動画配信に進出することになる。エンターテインメントの巨人Disneyの参入決定とともに、動画配信市場での競争がますます激しさを増していくことは確実だ。(”The New York Times”, Aug. 20.付など)
 Appleはオリジナル作品制作にトータル10億ドル(約1100億円)の予算を組んでおり、Googleはドラマ1本あたり300万ドル(約3億30000万円)を計上している。
 これは、Netflix やAmazon、Huluなどの先行する動画配信が圧倒的な進撃を続けるなかで、動画配信市場に乗り遅れまいとする企業戦略だ。

視聴者を獲得できる敏腕プロデューサーのヘッドハンティングも活発で、Appleは動画配信発表とともに、Sony の制作部門から2人のトップ・プロデューサーを引き抜いた。いつ、どんな形で配信事業をスタートするかは未定だが、10本以上のオリジナル作品をそろえての配信開始を予定していると言われている。
 一方、Facebookは1本あたり300万ドル(約3億3000万円)から400万ドル(約4億4000万円)の制作費で、膨大なビッグ・データを活用して10台半ばから30代半ばの視聴層をターゲットとしたコメディーやドラマ作品を制作する計画だ。Netflixがおもにシリーズものを一挙公開しているのに対して、Facebookは一話ずつ順次公開していく方式をとり、作品中に広告を差しはさんでマネタイズする方式を取ると見られている。