ニュース情報源はTV50%、Online 43%、新聞18%

米国内では、ニュース情報は「TVから」と答えた人が50%でもっとも高いものの、「Onlineから」も43%に増加し、去年に比べ、TVとOnlineの差が19ポイントから7ポイントに縮まっていることが、PEW Research Centerの調べでわかった。ちなみに「ラジオから」は去年と変わらず25%、印刷された新聞は20%から18%へと減っている(表1参照)。この調査では「TVから」には、ローカルTV、ネットワーク、ケーブルTVも含まれている。

(表1)

「ローカルTVからニュース情報を得ている」と答えた人の割合は、去年の46%から37%へと落ちている。
 年齢別に見てみると(表2参照)、19歳から29歳のミレニアル世代は、すでに去年でも「Onlineから」が50%、「TVから」が27%と圧倒的に「Onlineから」が多かったが、今年はその差が52%対23%とますます開いた。30歳から49歳の年齢層では、去年はOnline 49%対TV 45%と拮抗していたが、今年の調査では52%対35%とこの年齢層でもOnlineが伸び、TVとの差が広がっている。
 注目すべきは、65歳以上で、去年前では圧倒的に「TVから」が多かったが、今年の調査では、「TVから」は82%で微減なのに対し、「Onlineから」が10ポイントも増加して30%となっていることだ。これは高齢層もスマートフォンの使用に慣れ、通話機能以外にもデータソースとして使い始めていることによる変化だと、PEWは見ている。

(表2)
 Onlineでは、Redd itとFacebookがニュース情報源としては高いアクセスを誇るが、Twitter、YouTube、Snapchatがこの一年で接触率を大きく上げている(表3参照)。

(表3)