メジャーリーグの視聴者は平均57歳――スポーツ視聴者年齢、10年前との比較

 調査会社Magna Globalが、スポーツ種目ごとのTV視聴者平均年齢を公表した。WTA(女子プロテニス)、NBA(プロバスケット)、MSL(プロサッカー)以外の競技では、視聴者年齢が大きく上がっていることがわかる。

            2000年  2006年  2016年  (数字は視聴者の平均年齢)
PGA(プロゴルフ)   ―     59    64
フィギュア・スケート  54     59    64
LPGA(女子プロゴルフ)  ―       59                63
競馬          51     56    63
ATP(プロテニス)      51                   56                61
NASCAR(自動車レース)  ―         49    58
MLB(メジャー野球)   52     52    57
WTA(女子プロテニス)  58     63    55
プロレス        28     33    54
五輪          45     50    53
カレッジフットボール  47     48    52

カレッジバスケットボール 44       48                52
NFL(プロフットボール)    44     46    50
ボクシング       45     47    49
NHL(プロアイスホッケー) 33                    42                49
NBA(プロバスケットボール)40      40    42
MSL(プロサッカー)   ―        39    40
サッカー国際試合    ―      35                39

 

最も視聴者年齢が高いのがプロゴルフで、PGAは64歳、LPGAも63歳となっている。しかし、インターネットのPGATour.comではviewerの平均年齢は55歳、OTTのライブストリーミングPGATour Liveでは平均視聴年齢は44歳と、TVでの視聴者より20歳低くなっている。

またこの10年でもっとも視聴者年齢がアップしたのはプロレスで、10年前の33歳から54歳へと21歳も平均視聴者年齢が上がっている。これは2006年には2歳から17歳の視聴者が26%もいたのに対し、2016年には同じ層の視聴者が9%と17ポイントも減少した「若年層離れ」が響いている。
 唯一、16年前と比べても視聴者の平均年齢が下がったのはWTA(女子プロテニス)で、
WTAのミッキー・ローラーMicky Lawler会長は、女子プロテニスの選手がソーシャル・メディアでの発信を積極的に増やし、OTTやデジタル・メディアも活用していることが若年層にアピールした、と見ている。