米国デジタル動画広告市場、2021年には1.7倍に

 

“eMarketer”(2月23日付)によれば、米国のデジタル動画広告市場は、今後も大幅な伸びが期待され、2017年に132億3千万ドル(約1兆4553)億円だった広告費が、4年後の2021年には約1.7倍の221億8千万ドル(約2兆4629億円)になると予想されている。

 毎年、新しいフォーマットやディバイス、プラットフォームが現れると予想されることから、それに対応した最適の広告を提案することで、伸びは連続して2ケタを超えるとみられる。

 去年はアウト・ストリーミング動画広告、ブランド・セーフティ、詐欺防止(fraud reduction)がテーマで、そのソリューションが求められたが、今後の傾向としては、ショートAd、デジタル・ターゲット広告、消費するデジタル環境にふさわしい多様な広告展開、などが求められるとみている。

 “eMarketer”では「ユーザーはデジタル動画広告にもう違和感はない。ディバイスは多種多様になった。コンテンツ・プラットフォームも多様にそろった。残るは広告経済が力強く展開するか否か、だけだ」と述べている。