ニューヨークでも、地下鉄、バスでスマホを一時も離さない乗客が多いのは日本と変わらない。アメリカの女性たちがどのようにスマホを使っているか、というデータが出た(”Adweek”、4月9日付)。
“Queens of the Phone Age”という記事で、女性たちのスマホの利用法をまとめている。
これによると、18歳から34歳の「ミレニアル世代」では、スマホを1台持っている割合は46%、2台持っている人は43%、3台は10%となっている。つまり約半数がスマホを2台以上持っていて、スマホを持たないミレニアル女性は1%に過ぎない。
朝、起きてすぐにスマホをチェックする人はミレニアル世代で45%。5分以内が36%で、約8割が起床後5分以内にスマホを手にしていることになる。女性全体でも、67%が5分以内にスマホをチェックしている。
「わたしのスマホはわたしの……」として、使っている機能を聞いた質問では、すべての世代で「カメラ」が最も多く96%。続いて「お天気リポーター」が89~92%。以下は次のようになっている。
ミレニアル 全体
計算機 90% 88%
目覚まし 89% 84%
カレンダー 88% 83%
ナビ 85% 82%
ニュース源 79% 73%
メディアプレーヤー 77% 72%
財布 31% 25%
この他ネット接続での利用法としては、
料理のレシピ 88% 84%
衣服ショップ 84% 81%
旅行プラン 82% 78%
アフター5 78% 70%
ファイナンス 64% 61%
となっている。
「どんな時にスマホをオフにするか」では、ディナーテーブル、家族との団らん、バス・トイレ、教会、就寝時などの答えがあったが、「絶対オフにはしない」人の割合は16%となっている。
アナリストは、「スマホはミレニアル世代女性にとっては、常に一緒にいる仲間のようなもので、欲望のゲートウェイになっている。コンテンツと広告を切れ目なく彼女たちの日常に届ける必要がある」と語っている。