現在、米国の広告市場全体で33.9%を占めるモバイル広告の割合が4年後の2022年には、約半分の47.9%を占めるようになる、との予測が発表された(”eMarketer”4月19日)。
2018年の米国の広告市場規模は2209億ドル(約24兆5199億円)で前年比6.6%の伸びと予想されている。そのうちTV広告(デジタル除く)は698億ドル(約7兆7478億円)で前年比マイナス0.5%、2020年の東京五輪で若干持ち直すものの、漸減傾向が続き、2022年には681億ドル(約7兆5591億円)になるとみられる。
一方、デジタル広告は2018年予想の1073億ドル(約11兆9103億円)から2022年には1704億ドル(約18兆9144億円)へと、58.8%の伸びを示している。なかでもモバイル広告は749億ドル(8兆3139億円)から1314億ドル(約14兆5854億円)へ75%増と見られている。
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eMarketerによれば、2016年に初めてデジタル広告がTV広告を上回ったが、モバイル広告の急成長は今後も続き、2022年にはモバイル広告だけでもTV広告の約2倍となる見通しだ。
広告全体での比率は、2018年ではモバイル33.9%、TV 31.6%とほぼ拮抗しているのに対して、2022年にはモバイル47.9%、TV 24.8%となるとしている。
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また、2018年のGoogleとFacebookの広告費を合わせると、米国広告市場全体の27.6%に達するという驚くべき数字を示している。
一方、紙媒体の広告収入は2018年の200億ドル(約2兆2200億円)から2022年には4割減の123億ドル(約1兆3653億円)と予想している。
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