米国内のConnected TV(スマートTV) の使用台数が、今年中に8870万台を超え、テレビを保有する全米世帯の71.6%がスマートTV世帯となることがわかった(Marketer、8月16日付)。
ユーザー数は1億8260万人で、昨年より8.1%増加し、米国の全人口のうちの55.5%がいまやスマートTVでコンテンツを見ていることになる。
しかし、広告収入に限ると、スマートTVでの広告は82億ドル(約9020億円)と2018年のテレビ全体の広告収入の12%を占めるにすぎない。しかし、アナリストは「スマートTVを購入する消費者のスピードが予測より早いだけで、すぐに台数に見合った広告収入になるだろう」と語っている。
eMarketの見通しによれば、5年後の2022年には、ユーザー数は2億410万人となり、全人口の60%が、スマートTVを見る計算だ。
この傾向は米国に限定されず、インターネットへの接続がビルドインされているスマートTVのシェアは、2018年で世界全体のTV出荷台数の70%にあたるという。3年前の2015年には出荷台数全体の45%だったことを考えると、この傾向に拍車がかかることは確実で、コンテンツの見方、見られ方が大きく変化していることがわかる。