米国のアドレッサブル広告は2020年に3700億円に

 

 Video Advertising Bureauによると、米国のアドレッサブル広告は2019年の25億4000万ドル(約2804億ドル)から2020年には33%増の33億7000万ドル(約3700億円)になる見込みだ。

 米国でテレビを保有する全世帯1億1990万のうち54%の6400万世帯がターゲットテレビ広告を受信することが可能で、これは2016年の4980万世帯から3年間でおよそ3割増えている計算だ。これはあくまでもケーブルTV、衛星TVのセット・トップ・ボックスとVOD経由でコンテンツを見る世帯の数字で、ここにはスマートTV、OTTは含まれていない。

 

 広告主の15%がアドレッサブル広告をすでにレギュラーベースで広告戦略に組み込んでおり、35%が「実験中」だという。

 テレビコンテンツの見方がますます個性化していく中では、個人の嗜好と趣味、購買傾向を組み込んだアドレッサブル広告の意義はますます大きくなることが予想される。