eMarketer(3月28日)によると、世界の広告のうち、デジタル広告市場は、2018年の2822億ドル(約31兆1680億円)から、2023年には約80%増の5175億ドル(約56兆9250億円)にまで増加すると予想される。
2019年も前年比17.6%増の3332億ドル36兆6520億円)が見込まれ、当面毎年フタ桁成長を示していく見通しだ。
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イギリス、中国、ノルウェイ、カナダではすでにデジタル広告がマーケットの過半を超えていて、アメリカ、オランダ、ロシアでも2019年中に、広告市場の5割を超える、と見られている。
しかし、アドヴァタイザーは、従来の広告を見限るのではなく、デジタル広告と従来型広告を効果的、複合的に使用するようになってきている、とeMaeketerは指摘し、「広告主はあらゆる多様な接点で、コンシューマーにリーチしようとしている。これまでのように同じメッセージを何度も何度も叩き込むのではなく、さまざまなデバイス、経路を通じて、ブランドについてのナラティヴ(物語=イメージの連鎖)を作り出そうとしているのだ」と分析している。
デジタル広告市場でのGoogleの強さは圧倒的で、2019年度は全体の約3割にあたる1030億ドル(約11兆3300億円)がGoogleに流れ、続いてFacebook、中国のAlibaba、Amazonとなっている。
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デジタルス・トラテジストは「過去数年は、データ収集を主眼としていたが、今後はデータを有効に使ってコンシューマーに結び付けていくことを本格的にスタートさせる」と語っている。