Disneyが満を持して11月12日にスタートするOTT戦略の中心Disney+は、スタート時点で800万件、そして2020年末には1800万件の契約者を見込んでいる。これは、通信大手Verizonが新たな新規契約と既存カスタマーに対し、1年間のDisney+プレミアム無料提供としてことで、予測される契約者数が伸びた。2020年末までの1800万人の約半数にあたる900万件がVerizon経由となる見込みだ。
通信大手Verizonは3390万人の契約利用者を抱えているが、1770万人がDisney+の無料契約に関心を示しており、その約半数が実際の契約に踏み切ると踏んで読んだ数字だ。
1か月の契約料は6.99ドル(約768円)で年間契約は69.99(約7680円)ドルとなっている。Disney公式ファンクラブD23の会員は3年間前払いで141ドル(約1万5500円)、Disney Parkの入場者には3年間で170ドル(約1万8700円)と割引価格になっている。
DisneyはOTTの計画当初からマネタイズと売り上げの綿密な分析を行っており、Verizonとの協力もその一環だ。アナリストはDisneyのDTC(direct-to-consumer)関連の収入は2019年の70億5000万ドル(約7755億円)から2020年には109億7000万ドル(約1兆2067円)に伸びると予測している。