米国の子供、On-line動画視聴時間は4年前の2倍

 

 子供はわたしたちの未来であるとともに、テレビの未来を映す鏡でもあるが、AP通信によると、米国の子供は4年前に比べてOn-line動画を2倍の時間みていることがわかった。 

 デジタル環境を空気のように呼吸して育った米国の子供たちは、ネットワークの番組だろうが、YouTubeだろうが、NetflixだろうがTikTokやInstagram、Snapchatだろうが、スマートフォンやタブレット上の動画を「テレビ」と呼ぶようだ(これは日本でも同じだろうか?)。 

 APが8歳から18歳を対象にして行い、1677の回答を得た調査によれば、8歳から12歳の子供の56%、13歳から18歳の子供の69%が毎日On-line動画を見ていると言う。2015年の調査では、それぞれ24%、34%だったから、On-line動画を毎日視聴している子供はほぼ倍になっている計算だ。

 8歳から12歳では毎日デジタルメディアで平均4時間44分を費やし、13歳から18歳では7時間22分に及ぶ。驚くべきなのは、これが宿題や読書にデジタルメディアを使ったり、音楽を聴く場合を除いた時間だ、という点だ。