米国ではいわゆる地上波TVも動画プラットフォームも、一般的には「TV」と呼ぶが、Solution Research Groupが毎年調査する第13回“Must Keep TV”（これだけは手離したくないTVランキング）で、Netflixが常連のABCを抑えて、初めてトップに立った。
これはSRGが全米で12歳以上の1400人にインタビューした結果で、新型コロナウイルスのStay-at-homeがおよそ2か月続いた5月22日から26日の調査で、79のネットワークTV、ケーブルTV、ストリーミングサービス、などから「手離したくないメディア」を挙げてもらった結果だ。しかし、18歳から34歳ではNetflixは4年続けてトップの座についており、新型コロナとは関係なく、もはや「人気のTV」となっている。
Netflixがトップに立ったとはいえ、ABC、CBS、NBC、FOXの4大ネットワークが2位から5位までを占めていて、1位から8位までの顔ぶれに大きな変化はない。CNNは前回の20位から10位に順位を上げた。6位はAmazon Prime Video、7位はHuluと動画配信プラットフォームが堅調で、去年11月にスタートした動画配信Disney＋が13位に顔を出している。
ケーブルTVではスポーツ専門チャンネルのESPNが強く8位に顔を出している。CNNと並ぶ24時間のニュース専門チャンネルMSNBCは去年の46位から39位となった。