Standard Media Indexによれば、5月のネットワークTVの広告収入は前年比マイナス23%の7億1640万ドル(約787億円)であることがわかった。ことにスポーツ番組の落ち込みは大きく、前年比66%減となった。スポーツを除くと、減収幅はマイナス15%となる。
これはNBA(バスケット)、NHL(ホッケー)、MLB(野球)などプロスポーツの試合が軒並み延期あるいは中止になったことにともなうマイナスで、カレッジスポーツリーグの中止も大きく影響している。ただし、ニュース番組の広告収入は堅調で前年比10%の伸びを示したが、ニュース番組の広告収入は全体の15%を占めるに過ぎない。
業種別に見ると、旅行業が95%ダウン、自動車(43%ダウン)、外食業(32%ダウン)、リテール(29%ダウン)、エンタメ・メディア(28%ダウン)、アパレル(18%ダウン)、消費財(9%ダウン)、テクノロジー(7%ダウン)、薬品(7%ダウン)となっている。
伸びたのは健康関連(13%アップ)、ファイナンス(7%アップ)など数業種だ。