2008年の米テレビ番組人気トップ10


米調査会社ニールセン社がこのほど、2008年の人気番組番付などを発表した。それによると、地上波テレビのプライムタイム(午後8~11時)で放送されたシリーズ番組で人気ナンバーワンにランクされたのは、平均視聴率15.5%を獲得したFoxネットワークのオーディション番組「アメリカン・アイドル」の火曜版だった。2位には15.3%を獲得した同番組の水曜版が入賞した。アメリカン・アイドルが年間視聴率トップの座についたのは、これで5年連続。いまや米テレビ界を代表するヒット番組の代名詞になっている。

また、3位と4位にはABCネットワークが放送した「ダンシング・ウィズ・ザ・スター」がそれぞれ、平均視聴率12.3%(月曜版)と11.4%(火曜版)を獲得し入賞した。同番組はプロのダンサーとスターがペアを組み、難易度の高い踊りを競うもの。「アイドル」と並び、リアリティー番組の代表作となっている。このほか、9位タイにはCBSのサバイバーが選ばれており、トップ10番組のうち5番組がリアリティー番組で占められた。ドラマではCBSが奮闘し、同社の人気犯罪捜査番組「メンタリスト」(平均視聴率10.0%、5位)や「CSI:科学捜査班(邦題)」(同8.1%、7位)などが入賞した。

一方、単発番組の年間トップ10も発表された。首位の座についたのは昨年2月3日にFoxが放送したスーパーボウルで、番組平均視聴率は43.1%だった。このカテゴリーではスーパーボウルが常に断トツの座についている。そのほか、2位には試合終了直後に放送されたスーパーボウル特別番組が視聴率30.1%でランクされた。3位には、これもFoxが放送したNFLフットボール地区優勝戦((1月13日)(29.0%)。4位にはNBCが8月12日に放送した五輪中継番組が20.0%を獲得し入賞した。トップ10入りした番組は、7位に入賞したアカデミー賞受賞式中継番組(2月24日、ABC)(視聴率18.7%)を除きすべてがスポーツ番組だった。