スーパーボウル視聴者数が新記録樹立


米プロフットボールの王者決定戦、第43回スーパーボウルが1日、米フロリダ州タンンパ市で開催され、その模様はNBCネットワークが米東部時間午後6時半から約4時間に渡って全国向けに中継した。

ニールセンが4日発表したデータによれば、平均視聴者数9870万人を獲得、スーパーボウル史上最高記録を樹立した。これまでの記録は昨年Foxネットワークが放送した第42回スーパーボウルの9750万人。ちなみに、全テレビ番組を対象にしたランクキングでは、1983年に放送された米陸軍野戦病院を舞台にしたコメディー「マッシュ」の最終回が獲得した1億600万人が歴代トップ。今回のスーパーボウルはこれに続く記録となった。

ところで、スーパーボウル中継番組で放送されるCMは、世界一高額な料金が課せられることでも知られるが、今年は30秒枠が300万㌦(約2億7000万円)で取引され昨年の270万㌦を大きく上回った。全69枠が完売し、ロイター通信によれば、中継番組のCM総売り上げは2億700万㌦(約185億4000万円)と、最高記録を樹立した。試合前後に放送された特別番組の売り上げを合わせた売り上げは2億6100万㌦(約235億円)にも上った模様だ。

スーパーボウルは、米スポーツ界最大の祭典で、国民的行事。米テレビ界にとっても最大のイベント。オバマ大統領も超党派の議員をホワイトハウスに招き、一緒にテレビ観戦した。試合は、アメリカン・カンファレンス(AFC)のスティーラーズが、ナショナル・カンファレンス(NFL)覇者のカージナルスを逆転につぐ逆転のすえ27-23で競り勝ち、史上最多となる6度目の優勝を果たした。