人気No.1ケーブル局にUSAネットワーク

今年(2009年)一番見られた米ケーブル局に「USAネットワーク」が選ばれることになった。同局はNBCユニバーサル傘下のドラマ専門局。4年連続で人気ナンバーワンケーブル局にランクされる偉業となった。業界誌メディアウィークによれば、同チャンネルの09年プライムタイム(午後8~11時)における平均視聴者数は前年比16%増となる329万人。広告主が重要視する視聴者層(18~49歳)の平均視聴者数も前年比6%増138万人となった。25~54歳層は、同13%増となる150万人を記録した。


犯罪捜査ドラマ「バーン・ノーティス」が平均視聴者数719万人とケーブル局番組中2位の人気番組となったほか、今シーズンにスタートさせた医療ドラマ「ロイヤル・ペインズ」(平均視聴者数747万人)と、天才詐欺師とFBI捜査官のコンビが繰り広げる奇想天外なサスペンス・ドラマ「ホワイトカラー」(平均視聴者数568万人)が同局を代表するヒット番組として定着したことが勝因となった。そのほか、今年で8年目を迎える私立探偵ドラマ「モンク」なども好調で、ケーブル局人気番組トップ10の半分をUSAネットワークの番組が占めている。


USAネットワークに続き、人気番付2位にランクされたのがタイムワーナー傘下のドラマを主体としたケーブル局「TNT」。3位にはウォルト・ディズニー傘下のスポーツ専門局「ESPN」がランクされた。ケーブル局番組中人気ナンバーワンに選ばれている女性刑事ドラマ「クローサー」を放送するTNTのプライムタイム平均視聴者数は前年比1%増の226万人。ESPNは前年比9%増となる222万人だった。

番組平均視聴者数は2008年12月29日~09年12月6日に放送された番組が対象になった。