人気ウェブ・コンテンツはテレビ番組

インターネット上で動画を視聴する人の数が急増しているが、人気コンテンツのナンバーワンにテレビ番組がランクされていることが浮き彫りになった。オンライン・ビデオの利用状況などの調査にあたる米チョイス・ストリーム社の調査によると、インターネット利用者の過半数以上の人が、「テレビ番組をテレビ以外で視聴することがある」と答えている。

テレビ以外に番組を視聴する機器としては、パソコンや携帯電話、さらにはアイポッドなどの携帯端末が使われているが、こうした「デジタル視聴者」の65%がネットワークやケーブル局で放送された番組を視聴していることが判明。素人が制作した投稿画像を見ると答えた39%を大幅に上回っている。 テレビ番組の選び方については、「ネットワークが提供するサイトを見比べて検索する」人が圧倒的に多く、全体の56%。「友人や家族から推薦された」(口コミ)が32%で2位。これに「ネット上の番組推薦情報サイト」20%などの順になっている。

また、テレビ以外の端末でテレビ番組を視聴すると答えた人の33%が一週間当たりの視聴時間が少なくとも4時間を越えると答えた。さらに55%が、向こう6ヶ月以内にテレビ以外の端末でテレビ番組視聴する時間が増えるだろうと予測していることも分かった。 さらに、同調査では「デジタル視聴者」のほとんどが広告主がターゲットにしている18~34歳代の若者視聴者に集中していることも明らかになった。