今季アメフト視聴率が絶好調


米テレビ界、今シーズンはプロフットボール(NFL)のプレーオフ中継番組が元気だ。ナショナル・カンファレンス(NFC)とアメリカン・カンファレンス(AFC)両カンファレンスの決勝戦が1月21日に行われたが、CBSネットワークが夕方からプライムタイムにかけて放送したAFCコルツ対ペイトリオッツ戦の模様には4,670万人がチャンネルを合わせ、前週に今シーズン最高視聴率を記録したばかりのFoxネットワークの人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」の視聴者数3,700万人を大幅に上回った。おかげでCBSは週間視聴率争いでもアイドルを擁するFoxを押え王冠を獲得した。

同視聴者数は、スーパーボウルを除く番組の中では、NBCネットワークが2004年5月に放送した人気コメディー「フレンズ」の最終回(視聴者数5,250万人)以来の記録となった。また、同試合の視聴率はAFCとしては1986年にペイトリオッツ対ドルフィンズで戦われた試合以来、実に21年ぶりの高視聴率となった。

また、Foxネットワークが同日午後に放送したNFCの決勝戦(セインツ対ベアーズ)も昼帯にもかかわらず平均視聴者数4,320万人を獲得。こちらもNFC決勝戦としては10年ぶりの記録となった。

Foxが放送したカンファレンス決勝戦以外のプレーオフ戦4番組も平均視聴者数3,290万人を獲得。こちらは2004年以来の高記録となった。いずれも人気チームが絡んだ好カードが大きな要因となっている。

ところで、2月4日に開かれるスーパーボウルは史上初の黒人監督対決が実現することになり、新たな話題が加わったことになる。