大リーグオールスター戦が高視聴率


今年で第80回目を迎えた米大リーグのオールスター戦は14日、セントルイスのブッシュ・スタジアムで行われ、Foxネットワークが全国向けに生中継した。番組は平均視聴者数1460万人を獲得し、2002年以来最高の好記録となった。大リーグ広報によると、同試合を一部、あるいはすべて見た人は3360万人にのぼり、10年ぶりの記録となった。


地元セントルイスの視聴率は37.0%(シェア56%)と、驚異的(メディアウィーク誌)な視聴率を樹立した。また、試合開始前に行われた特別番組では、オバマ大統領の始球式をはじめ、イラク戦争で負傷した元兵士などを称えるイベントなどが組まれたが、こちらも視聴者数1120万人と7年ぶりの高視聴率となった。試合は事前番組は米東部時間20:00から50分間放送され、20:50に試合開始となった。


今球宴の視聴者数は、今シーズンに放送されたスポーツ番組で6位にランクされるもので、Foxネットワーク関係者の期待以上の成績を収めた。ちなみに、1位には平均視聴者数9870万人を獲得したスーパーボウル(2月1日放送、NBC)、続いて全米大学体育協会(NCAA)主催の大学バスケットボール・トーナメント決勝戦の1760万人、米競馬の3歳3冠レース初戦のケンタッキー・ダービーの1630万人、米プロバスケットボール協会(NBA)の王者を決めるファイナル戦、自動車耐久レース「デイトナ500」のそれぞれ1600万人となっている。

なお、オールスター戦は、9年連続出場を果たしたイチロー選手のアメリカン・リーグが4対3とナショナル・リーグを破り、12連勝。